主な登場人物

佐東秀彦(18歳)

北帝大学の一年生。実の両親が交通事故死した後は、叔父、叔母である山喜夫婦に引き取られて成長した。コンピューター技術者を目指し、理工学部で学んでいる。

ボランティアのサークルに入り、エンゼル病院を中心に活動している。

 

山喜美和(19歳)

山喜一家の長女で秀彦の従姉妹。北帝大学の二年生。大学では哲学を学び、秀彦をいつも見守っている。秀彦にとっては姉のような存在。

 

山喜健(16歳)

美和子の弟。高校一年生でミステリー謎解きサークルに所属している。

秀彦を兄のように慕っている。

 

山喜孝蔵(51歳)

美和と健の父。北帝大学を卒業した優秀なコンピューター開発技術者で秀彦が目標とする技術の持ち主。

フィロス電機で最先端のシステムを作る仕事をしている。

 

山喜美智子(49歳)

美和と健の母。介護の仕事をしている。山喜一家のまとめ役。

 

西川颯太(19歳)

秀彦と美和が通う北帝大学の二年生。美和とは同級生で理工学部の学生。

大学ではアイドル研究会・フェリフェリアを主宰している軟派な学生。

孝蔵が勤めるフィロス電機と敵対関係にあるデーバ重工の重役を父に持つ。

 

佐伯まゆ(14歳)

孝蔵が勤めるフィロス電機のイメージキャラクターに起用されている美少女アイドル。

公称プロフィールは年齢が14歳というだけで、出身地、家族、誕生日など他の情報は一切公開されておらず、謎が多い。

 

空子

フィロス電機が開発した医療用アンドロイド。見分けがつかないほど人間そっくりで、人間並みの思考や判断ができ感情も持つ電子頭脳を内蔵している。

病院や施設で看護師として働いているが、高齢者の削減、処分に加担しているとフィロス電機社内やライバル社の間で噂されている。

 

沢井栄一(24歳)

北帝大学の大学院生。理工学部でロボット工学を研究しているが、大学院に入る前の経歴は謎。秀彦とは気が合うようだが謎が多く、空子と沢井の関わりについて秀彦も次第に不審に思うことが出てくる。